2010年10月28日木曜日

2010年度補正予算案が閣議決定

10月26日本年度の補正予算案が閣議決定され29日に国会に提出される。


当社が関わりそうな国土交通省関係の中身は、

1.住宅エコポイントに関する事に10億円。
2.住宅の耐震化促進の国庫からの直接補助に160億円。
3.長期優良住宅促進事業等に101億円等です。

今回初めて盛り込まれた内容は、2.の住宅の耐震化補強に国が直接max30万円補助しますと言う制度。
今まで補助制度が無かった市町村でも、最高30万円まで補助が受けられる。

さいたま市などは診断に6.5万円、設計・補強に60万円の補助があったのでさらにプラス30万円を補助してもらうと、合計100万円近くなる。

私もさいたま市の耐震診断員として、一般住宅の耐震診断を行っているが、築30年以上経っている住宅の場合、診断結果はかなり悪く、一日も早い耐震補強が必要という結果が出てしまうケースがほとんどだ。

お客様にとってかなり助けとなるのではないかと期待したい。

エコポイントに関しては、今までの断熱サッシや断熱材を使ったリフォームの他、水の使用量の少ない便器・断熱性の高いユニットバス・太陽熱を利用した温水装置などが追加対象となった。

↓国土交通省ホームページ「平成22年度補正予算案に盛り込まれた住宅関


係事業の内容(案)について」

http://www.mlit.go.jp/common/000128585.pdf

2010年10月25日月曜日

S-HOUSE 長期優良住宅普及モデル事業構造見学会

10/23・24の両日、野田市S-HOUSEの構造見学会を行った。

今回は、充填断熱の現場であったが、
国産材・合法木材を使用した4寸角の構造部材は変わらず。

皆さん桧の香が良いですねと、お褒めの言葉をいただきました。



2010年10月24日日曜日

薪ストーブフェアin筑波

薪ストーブメーカーJOTUL社(ノルウェー:ヨツール)の筑波ショールムで行われた、

アンデルセン・薪ストーブフェアに行ってきた。

JOTULのストーブが勢揃いしていて実際に機能性を確認することが出来た。

また最新作は縦長タイプで炎を楽しむタイプのおしゃれなストーブがあった。

お値段をお聞きしてまたビックリ!リクライニングチェアーに横たわったときに

炎がよく見える高さです。




右から2番目のオバキューっぽいのが可愛い



 



外では、薪割り・エンジン付き薪割り機の実演。
 






ストーブで調理した焼き芋・スープ
そして薪ストーブを使った焼きたてピザ、
 
ちょっと燻されてさらに美味しい。








そして、バリスタ清水慶一さんが、エスプレッソマシーンを持ち込んで美味しいコーヒーを入れてくれた。







まずは、ラテ 紙コップながら美しい、良い香り、ウッ美味い! ひょっとしたら今ま
で飲んだラテで1等賞かも

一緒にピザをいただいて、最後にエスプレッソ、豆のセレクト・絶妙な焙煎 久しぶりに本物のエスプレッソをいただいた。




1時間半ほどの滞在で、常磐・外環・東北道 を経由して帰宅した。まだ ラテの後味が尾を引いている。来場記念品の中に清水さんの焙煎した豆が200g入っていた。楽しみだ!!

 
バリスタ清水慶一さん:ロストロジャパン 代表  

アンデルセン:㈱アンデルセンリビング 松戸市



2010年10月17日日曜日

地鎮祭

今日はM邸の地鎮祭
大安吉日、天気も良く少し汗ばむ日だった
敷地から見える場所に神社があり、そこの宮司さんにお願いしてもらった。









非常に丁寧な進行で、修祓(しゅばつ)- 降神(こうしん)-献饌(けんせん)-祝詞奏上(のりとそうじょう)--玉串奉奠(たまぐしほうてん)-昇神(しょうしん)などどんな意味があるのか解説をしていただきながら式が行われました。

私も改めて意味を知りました。

初めてのお客様にとって、全く未知なる儀式ですから安心して行うことができたのではないかなと思います。

お客様の立場に立って、わかりやすい言葉で説明することの大切さを教えていただきました。

2010年10月11日月曜日

耐力壁ジャパンカップ



行田市の ものつくり大学にて10/8・9・10の3日間 第13回耐力壁ジャパンカップが行われた。

私は仕事の都合で、10/9の予選2日目しか見に行くことができなかった。

非常に詳細なルールがあり幅910mm+910mm+910mmの全幅2730mmの耐力壁の強さをトーナメント方式にて競い合い、最後に残ったものが勝ちとなる。

ただし、組み立て解体にかかる人工(人数x時間)および金物の使用量、国産材・外材、デザイン性など総合的に判断される。
今回初めて、試合に立ち会うことができ、さらに東京大学vs京都大学の因縁の対決をライブでみることができた。

結果は東京大学が勝ち残ったが、京大の試験体は私にとって今後の家作りの概念を180度変更させられてしまうかもしれないくらいショッキングな戦いだった。

京大の試験体は解体され京都に帰っていったが、相手が東大でなければ決勝戦に勝ち残ったと思われる。これも予選でなければみることができない。実にラッキーだった。

まずは2台の試験体が試験装置に乗せられている が東大  が京大

いずれも筋交いや合板を使った工法ではなく伝統的な貫工法である、しかしデザイン性からいうと京大の方が美しい。

さらに驚くべきは 京大は釘やビス、補強金物など一切使用していない、さらに材料は地元で採れたスギ材のみ、そしてあろう事か強度的にはデメリットな背割れを入れた北山杉を使用している。

対して東大は土台には栗・柱梁はヒノキそして貫はケヤキなどの堅木材を使用しさらに金物を使用し仕口の固定を行っている。

 
 結果は東大数10mmに対して200mm以上の変形で試合は終了した。
しかし30KN以上の加圧に京大側は変形することで持ち堪えた会場内大きな拍手でわき上がった。

予想通り北山杉の世割れ部分の埋め木が破壊されたくらいで、ジャッキの力を抜くと元の形に戻ってしまった。







釘・金物を使わない体力壁の解体の状況も見ることができた。

くさびをポンポンと抜いていくだけですべての材料が解体できてしまう。

これをまた組み立てることも簡単であろう。

釘やビス・接着剤がないこのような工法は今までの耐震の概念を変えてしまう。

では何故、30KNもの力に破壊することなく、金物を使わない方法で持ち堪えられたかという疑問が残る。

キーワードは「圧縮木材」の技術だ。

実は土台・柱・梁・貫などすべて杉材である。

常識的に桧などに比べて強度が劣っていることは周知のことだと思う。

 実は圧縮力・大きな剪断力がかかる貫・ほぞ・くさび・込み栓を「圧縮木材」加工していることだ、薬品などは使用せずホットプレスにて1/3からそれ以上に圧縮させる技術によって、このような強力な柱頭柱脚の引き抜き・貫材のめり込みを防ぐことができたというわけだ。

金物による補強などしなくても耐震性の高い建物が可能な証明をしていただいた。

とにかく驚きだった。

←こちらの写真のほぞ部分の年輪、どの様にしたらこんな年輪模様になるのでしょうか?




解体されたパーツは丁寧に梱包され京都へ帰って行く。

2010年10月9日土曜日

秋の夜会

10月に入ると今年の暑さも忘れてしまうくらい涼しくなった

昨晩は、「秋の夜会」と銘打ったヤマハのリフォームクラブメンバーの例会が有った。

夕方からの研修会で日立のIH調理器を使った秋刀魚の塩焼きの実演。

そして、さすが音楽のヤマハ 芸術と食欲の秋に、津軽三味線の先生によるライブがあった。

仕事の都合で前半の重要なところには参加できなかったが、ライブと秋刀魚の塩焼き、お寿司 ノンアルコールビールはいただくことができた。

さらにビンゴでは、新潟佐渡産の高級ササニシキ5kgをゲットさせていただいた。

津軽三味線の先生は和服の似合う綺麗な方ですが、あの迫力ある演奏を聴かせていただいた
ライブならではのトークも交えて、楽しい演奏会であった。途中から気温が下がり寒くなったので急きょ、室内に移動して続けられた。
ヤマハのスタッフの皆様、ご苦労様でした。
感謝!!


追伸:秋刀魚の塩焼きは日立のIH独特の蒸気を併用したヘルシア的なグリル方法のようだ、焼き目は少ないが美味しく焼けていた。実際の調理の様子も見たかった。

文楽のお酒

文楽 本社工場の隣にあるファミリーマート
で 文楽のお酒が売られている。

1升瓶はないが、おしゃれなサイズのお酒が勢揃いしていました。

全種類1本ずつ大人買いをしてみたい衝動にかられました。

2010年10月7日木曜日

お勉強して来ました。

午後から田町の建築会館にて自立循環型住宅設計の講習会があった。

今回は 九州 沖縄などの 蒸暑地域※の設計ガイドラインが出来て初めての講習会が行われた。

自立循環型住宅の設計って何?

ようするに、いかに設計すれば効率よく省エネ(co2排出量の少ない家)住宅が設計出来るかを考えられた住宅のことだ。.......と、私は理解する。

断熱性を高めるだけでなく、生活で使われる様々なエネルギーも検討されている。

国や研究機関、大学、企業が共同して実験し、ようやく出来たガイドラインだ。

特に、今回は暑い地域の設計ガイドラインなので、今年の夏の暑さを思い出すと、非常に興味深い内容だった。

今回も遮熱の有効性が掲載されている。

品確法の省エネ評価、CASBEE評価、そして自立循環型住宅設計ガイドライン それぞれ住宅性能

環境、そしてLCC(ライフサイクルコスト)の検討の物差しとなる。設計者も大変だ!!

※蒸暑地域:蒸し暑い地域 九州及び沖縄地方のこと

2010年10月2日土曜日

公共建築物等木材利用促進法

公共建築物の整備は、19601980年代に集中的に行われており、築後数十年が経過し、建て替え期に入っているものも多く存在します。

 国が「非木造化」(コンクリート化)を指向してきた過去の考え方を抜本的に転換し、公共建築物分野の木造化を図事となった。

 木材の【癒し】効果、国内の森林整備問題、CO2の削減 等々 メリットは沢山あることは確かであると思う。

では、具体的にどんな内容かと言うと。

①国の政策の抜本的転換


 公共建築物においては、過去に森林資源の枯渇への懸念や、災害対策としての不燃化の徹底などのため、木材の利用が抑制されてきました。今回の法律により、国は公共建築物の「非木造」から「木材利用促進」へと考え方を抜本的に転換したことになります。


②低層は原則すべて「木造化」、高層でも「木質化」対象となる建築物のうち、建築基準法などで耐火建築物または主要
構造部に耐火構造が求められていない低層の公共建築物について「木造化」を促進します。

また、高層など「木造化」が困難な場合も、「内装等の木質化」を促進します。


③対象は公共建築物「等」


 同法の名称に「公共建築物『』」とあるように、国や地方公共団体が整備する建築物だけでなく、民間が整備する建築物も対象となります。

 〈対象となる建築物〉

○国や地方公共団体が整備する公共・公用の建築物、庁舎、公務員宿舎

○民間が整備する以下のもの

学校   ・病院や診療所  ・体育館や水泳場などの運動施設

老人ホーム保育所福祉ホームなどの社会福祉施設


・図書館や青年の家などの社会教育施設

・公共交通機関の旅客施設

・高速道路の休憩所(併設される商業施設を除く) など


特に学校は、新設校は必ず木造とし、既存の鉄筋コンクリート造りの校舎については、 木材を使った内装に、出来るだけ早く改装してあげて欲しい、そうすることによって《キレる》子供が無くなることを期待したい。

2010年10月1日金曜日

建築士事務所全国大会


第35回建築士事務所協会の全国大会が東京の帝国ホテルで行われた。
私も、(社)埼玉県建築士事務所協会の理事として参加した。

第1部はシンポジウム、建築作品の受賞作品展、来賓のご挨拶等があり自民党の額賀さんのお話はさすが、政治家先生と思うほど感心いたしました。






また、受賞作品の中で階段の家という作品があった、非常におもしろい試みだなと感心すると同時に木造で作って雨漏りは大丈夫かなという心配もしてしまった。






第2部は同ホテルの宴会場にて懇親会が行われた、さすが帝国ホテル、天ぷらや・握りスシの屋台もたくさん出ている。

お目当てのローストビーフもいただき、赤ワインでほろ酔い気分になって、お開きを待たず10人ほどで銀座の居酒屋へ

銀座にいるとはいえ、雰囲気は地元の居酒屋にいるようで肩に力が入らない店だった。



そして、帰る人・残る人と皆さん消えていった。
私と友人2名は近くのスペインバルへCAVAとベジョータを求めて移動開始、店の廻りは周辺とは別世界店の外までお客様が溢れだしている、私達もビールケースを椅子にして、CAVA1本を飲み干した。






さすが銀座、私達が帰ろうとした10:00頃からも、続々とビジネス帰りのOL達がやってくる。


そして3人は有楽町の駅まで歩き上野で解散となった。


「フラット35 S」金利下げに2,235億円

住宅関連施策の一つとして、住宅金融支援機構の「フラット35 S」(優良住宅取得支援制度)について、当初10年間の金利引き下げ幅を1.0%に拡大する措置が2011年12月30日の申し込み分まで1年間延長されます。

これには、今回の経済対策のなかで最大規模の2,235億円か充てられます。

同制度の延長については、2011年度概算要求で365億円(うち特別枠271億円)が要望されています。

 住宅金融支援機構の発表によると、「フラット35 S」の申請件数は、金利引き下げを盛り込んだ経済対策が閣議決定された昨年12月以降、急増しています。

低金利が続くなか、延長期限を待たずに予算切れとなることも考えられます。

 また、住宅エコポイント制度についても、期限が2011年12月31日まで1年延長され、1,412億円か充てられます