断熱材が市場から消えてしまいました。
というのは大げさですが、どこに消えたものか、手に入りません。
特に、高性能のグラスウールは納期回答が得られず、たぶん今日現在発注しても年内納品無理ですとの返事が返ってきます。
佐藤工務店の家は基本外断熱なのでグラスウール系の断熱材は使用しませんが、グラスウール不足が外断熱に使う発泡系板状の断熱材に飛び火してきました。
住宅版エコポイント・長期優良住宅の普及で高性能断熱材の需要が増してきた為と思われます。
ただ、今年の夏頃から急激に増加したためどこのメーカーも生産ラインが間に合わず、この現象を察した大手ハウスメーカー等が大量にストックしはじめたこともあると思われます。
先月、1件新築物件でグラスウール断熱の工事があり、グラスウールの納期が20日かかりました。ラッキーですと言われました。
結果、工程には支障なかったのですが、担当棟梁と1週間現場空けるか?と話をしている矢先に納入されました。
私は、とある白いグラスウールを製造しているメーカーに抗議をしました。
納期も返答できないのはおかしいんじゃないかと、そうしたら先月末には、やっと各社ホームページにお詫びの文章が掲載されました。
メーカーも休日返上で生産しているのだと思います。
昔 消費税が3%から5%に上がると言うときに、同じような現象が起こりました。
着工件数の増加から、外壁のサイディングの生産が間に合わず、養生不足や強度不足の不良品サイディングが出回りました、また柄など指定できる状況でもなかった記憶があります。コーキング屋さんもひどく下手な職人(素人)がいた。
今回は完成してしまうと見えなくなってしまう断熱材が対象となりました、間違ってもスペック不足の断熱材が入れられたり、無断熱の家が出来てしまわないことを願います。
今後の日本の家の仕様は大きく変化します、エコポイントが対象となる断熱等級4と言う仕様は、今はまだ特別扱いされていますが近い将来、建築基準法の改正と共に標準化されると思われます。
2010年11月17日水曜日
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