国土交通省は1月28日、トステム製のアルミ・樹脂複合サッシ(製品名:シンフォニー引き窓のうちの住宅防火戸製品)の防火戸仕様について、「認定仕様と異なる製品が販売されている」ことを理由として、製造・販売を停止するよう指示したと発表した。この違反で建築基準法違反となる建物は約1万棟に及ぶ。
アルミと樹脂を組み合わせて断熱性能を向上させた引き違い式の窓で、三大都市圏や寒冷地を中心に全国の戸建住宅、アパートなどに約1万棟に使用している。防火地域や準防火地域では、建築基準法違反状態になるという。
カーテンウォール・防火開口部協会が防火設備の大臣認定を取得。トステムが「シンフォニー」の商品名で販売していた。20分の耐火性能が求められるが、8分から12分程度加熱するとガラスが脱落することが、国交省のサンプル調査で分かった。
国交省は、トステムと協会に対して当該建物の建築基準法適合の確認と、改修工事を指示する考え。
カーテンウォール・防火開口部協会が防火設備の大臣認定を取得。トステムが「シンフォニー」の商品名で販売していた。20分の耐火性能が求められるが、8分から12分程度加熱するとガラスが脱落することが、国交省のサンプル調査で分かった。
国交省は、トステムと協会に対して当該建物の建築基準法適合の確認と、改修工事を指示する考え。
住宅用アルミ樹脂複合サッシをめぐっては、昨年10月に協会の同種認定を使った三協立山アルミ製の製品でも不適合が発覚している。国交省では、同種認定製品を販売するYKK AP、新日軽、不二サッシの3社に対して調査するよう指示する。
住宅防火戸とは都市部などの防火地域・準防火地域内において、建物の外壁面の窓やドアは隣地境界や道路の境界から一定距離(延焼の恐れがある部分と呼ぶ)以上離れていない場合、住宅用防火戸と呼ばれる隣地から火炎を受けても家の中に火が入らないような仕様の窓やドアにしなくてはなりません。その様な火炎に強い窓等を防火戸と呼びます。
今回問題になったのは、国の基準では火災時に20分以上の耐火性能が必要だが抜き打ち調査で屋外側は8分50秒、屋内側は12分15秒でガラスが外れたというものです。
0 件のコメント:
コメントを投稿