2013年5月27日月曜日

利き酒会 第27回「日本酒を楽しむ集い」


熊谷市にある権田酒造は創業したのが1850年だから163年も続いている熊谷市では唯一の酒蔵です。

手作りにこだわり「裏切らない」をコンセプトにした、お酒の搾りを全て槽(ふね)と言う道具で搾ると言うほど手間を掛けた酒造りに徹した酒蔵です。

今年で27年目となる、「日本酒を楽しむ集い」のお誘いを受けて、夫婦でお伺いいたしました。年々参加者が増えて今年は5月25日・26日の二日間で200名ほどが参加されたとのことです。

「直実」(なおざね)と言うお酒は知っていました、が、権田酒造のことは知りませんでした。

JR篭原駅よりタクシーで10分ほどで酒蔵に着きます、そこは時代が昭和初期に遡たかのような店構えの酒屋さん?蔵は何処にあるのか判らない構えでした。

私が参加したのは2日目でしたがスタッフを含めると160名ほどが集いました。

ジャズバンドがウォーミングアップ中でした、大正に建てられたお店は大断面の木材を使用した田形の間取りで客寄せが出来るしつらえです。

すでに沢山の人たちが着席しておりました。今度、ゆっくりと見学させていただきたい建物です。

料金は1人¥5,000 夫婦の場合2人で¥8,000でした。事前に登録してあるので名札と利き酒用の評価シートが渡され、私達は庭に設置されたテント下のテーブル席に陣取りました。


14:00開会の挨拶があり、早速、メインイベントの利き酒の開始。権田酒造の7種類のお酒をA~G、イ~ト、のラベルを付け2テーブルに分け一致させるという競技です。

初めての体験ですから、見よう見まねでのぞみました。香り、辛さ、甘さ、アルコール感を私の評価基準としました。でもそれも最初のテーブルの7本まででした。

別テーブルの7本は大吟醸・吟醸の香り・辛いか甘いか・好きか嫌いかの程度しか評価できず、好きな2本・嫌いな2本は判るが残り3本は何が何だか判りません。もっとも7本とも同じ蔵の酒、判る訳がない。名前だけは書き忘れないようにして提出いたしました。



利き酒が終わり各自のテーブルに戻り、酒宴の始まりです。沢山の女将手作りの惣菜と権田酒造のお酒、運ばれてきたのは程よく冷やされたラベルBのお酒、これは私の評価では大吟醸種のはずです。

そして、権田酒造の仕込み水。がやがやとした会話とビックバンドジャズの音色、木陰のテント下はそよ風が吹き、最高に幸せでした。

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宴もたけなわ、審査結果発表です、何番目から始まったかは判りませんでしたしばらくして、ご一緒させていただいた義兄が70番台、奥さんは30番のキリの良い番号で3名によるジャンケンに負けて景品はもらえず。

この時点で一緒の2人よりは順位が高いことは決定した、その後いつになっても呼ばれない、10番まで行っても呼ばれない。

残るはBEST10、、、、、、BEST5、、BEST3呼ばれない、てなわけで準優勝でした。

優勝は女性(後日談ですがこの方は全くお酒が飲めない方だとお聞きしてビックリ)の方で全問正解、私は1問不正解のマイナス2点でした。AとFが入れ替わって評価してしまったことが判るしかし順位が6番・7番なので氏の順位差が1点そしてその2乗が減点されるのでマイナス2点と言うことのようです。


準優勝と言っても実力を伴わない、ビギナーズラック?強いて言えば運が良かった。でしょうか。でもうれしいものです。


そして、準優勝を肴にまた呑む、梅酒に続き、都富酒(濁り酒で瓶内発酵中、取り扱いに注意をしないと大変危険なお酒です、発泡酒のようなのどごしと、とろっとした風味が美味しいです。)が運ばれてきます。

初夏のさわやかな季節にJAZZの音色、これぞ日本酒のアテと思われるカロリー控えめの沢山の肴達。これじゃいつになっても帰れなくなってしまいそうだ、義姉がむかえに来てくれたので、賞品とおみやげの酒を頂き、帰途につきました。



今回、権田酒造さんを訪れて、考えさせられるものが沢山あった、立派な社屋や工場も必要ない。

権田社長と義兄
共に元熊谷高校PTA会長

奥様 
美味しいお料理ありがとうございます。

手づくりに徹するならば、工場も大きくする必要はないしその分手間暇掛けて納得いくものを造っていこう。この様な造り酒屋さんが埼玉に有ったことを知って嬉しかった。来年も又来よう!


今日のお料理はこちら  いずれも権田の酒との相性は抜群でした。

笹蒲鉾

きんぴら
しょっぱ過ぎず甘過ぎず、いくらでも食べられそう

ちっちゃいトマト 甘い!

蕪漬け いい塩加減

名前なんだっけ?
大人の味です。

タケノコの煮物
だしをたっぷり含んでいます。

ラッキョウ
こちらも絶妙な塩加減です。

新じゃがの蒸かし
何も付けないで3個ほどいただきました。

いわしの煮付け
良く味がしみています

ゆべし(柚子の中に味噌・クルミなどが入っている)
大人の味です。チビチビと食べては、大吟醸を呑み、、、

奈良漬け
文句なしに美味しい!!

キュウリの酒粕漬け
こっちも美味!酒粕が又美味い!

カボチャのサラダ
とっても甘いカボチャです。

玉こんにゃく
良く味のしみこんだこんにゃくでした。
するめが良い味出てます

野菜の天ぷら
ワラビ・ウド・人参・ふきのとう

ゆべし(柚子の中に味噌・クルミなどが入っている)
子供は食べないでしょう、大人の味です。
豚の角煮 とろっとろです
いや!参った!

〆は地粉を使った手打ちうどんに天ぷらのせちゃいました。
やっぱ熊谷はこれだんべ

2013年5月3日金曜日

木材利用ポイント  最高60万ポイント 始まりました!



平成25年4月1日より林野庁による「木材利用ポイント制度」が始まりました。








この制度は、埼玉県や近県の山で育った杉(スギ)や桧(ヒノキ)などの「地域材」と呼ばれる柱・梁などの木材を建物の延べ床面積に応じた量を新築や増築などに使うことで、30万ポイント。











新築又はリフォーム等で内装・外装に「地域材」を使うことで最高
30万ポイントがもらえる制度です。










また、ペレットストーブや薪ストーブの購入でもポイントがもらえるようです。






発行されるポイントは、1ポイント1円相当の商品と交換または寄付することも出来ます。

工事費への充当する即時交換も行うことが出来ます。

なお、この制度は登録した工務店でないと制度は利用することが出来ません。

佐藤工務店は事業者認定を申請いたします。

長期優良住宅の補助金100万円と併用も可能ですので、詳しくは佐藤工務店へお問い合せください。

とりあえず詳しく知りたい方は、林野庁のホームページへどうぞ
http://mokuzai-points.jp/about/index.html


但しこの制度も4月1日より受け付け開始と有りますが、今日現在、埼玉県に於いては施工業者の事業者認定申請送付先が決まっていません。でも受付は5月31日までと決まっている。




これ以降は、施工者向けの情報です。

対象期間: 2013年4月1日~2014年3月31日の工事着手したもの。(請負契約書を締結した時点でもOK)


◎木造住宅の新築・増築又は購入の場合

対象工法: スギ・ヒノキ・カラマツ・トドマツ・アカマツ・クロマツ・リュウキュウマツ又はアスナロを主要木材として過半数を使用する木造軸組工法
スギ・ヒノキ・カラマツ・トドマツを主要構造材等として過半使用する丸太組工法及び枠組壁工法
使用出来る木材の条件:
登録木材供給業者が供給する、①②を満たす対象地域材を使用するもの
①ア~ウのいずれかの産地が証明される木材
ア、都道府県により産地が証明される木材
イ、民間の第3者機関により認証された森林から生産された木材
ウ、「木材・木材製品の合法性、維持可能性の証明のためのガイドライン」(林野庁)に基づき合法性が証明される木材
②樹種(スギ・ヒノキ・カラマツ・トドマツ・アカマツ・クロマツ・リュウキュウマツ又はアスナロ)
使用する地域材の量(延べ床面積㎡に対しての木材量m3)
   ~80㎡   4m3
80㎡~95㎡   5m3
95㎡~110㎡  6m3
110㎡~125㎡ 7m3
125㎡~     8m3


◎内装・外装の木質化工事の場合

ポイント数: 最大30万ポイント(床・内壁・外壁の合計)
※床・内壁は1棟あたりの面積がそれぞれ9㎡以上、外壁は1棟あたりの面積が
          10㎡以上のものについて、下記のようにポイントが付与される。
床   新築の場合    
           9㎡で2.1万ポイント 以降3㎡増えるごとに7千ポイントを加算。
       リフォームの場合 
           9㎡で3.0万ポイント 以降3㎡増えるごとに1万ポイントを加算。

内壁 新築の場合
           9㎡で1.5万ポイント 以降3㎡増えるごとに5千ポイントを加算。
     リフォームの場合 
           9㎡で3.0万ポイント 以降3㎡増えるごとに7千ポイントを加算。


外壁 木質系外壁材の場合 
         10㎡で1.5万ポイント 以降10㎡増えるごとに1.5万ポイントを加算。
     新規外壁材の場合 
         10㎡で7千ポイント 以降10㎡増えるごとに7千ポイントを加算。
使用出来る建材:登録木材供給業者が供給する対象地域材を使用した建築材料であって、登録建築材料または対象地域の天然木の板類を使用するもの。

◎ポイントは即時交換にも利用出来ます。






2013年4月22日月曜日

上尾市既存木造住宅の耐震補強金増額

平成25年度、上尾市の予算が決まりました。 

木造住宅の耐震関係で従来の補助額よりちょっぴり増額されました。

耐震診断に関しては従来25,000だったのが30,000に5,000円UP
耐震補強工事に関しては従来350,000だったのが400,000と50,000円UP
となりました。総予算額は8,600,000円です。

耐震診断と耐震補強を満額補助を受けると1件430,000円ですから、20件分の予算ということです。

たった20件分と思うか20件分も有ると思うか?

実際のところ、上尾市の場合補助金の消化が悪いようです。

つまり20件分もあると言うことのようです。

何故使われないか訳は、私が思うに補助金が少ないことです。

耐震診断に係る金額は、一般診断法でちゃんと現場を調査した場合100,000円はかかります。

つまりお客様の負担が70,000円となってしまいます。

そして耐震診断の補助金対象は昭和56年以前に建築された物が対象になるので、私の経験上ほとんどの建物が耐震補強が必要と結果が出ます。

そこで補強をしたらいくらかかるの?と言う話になるのですが、診断の結果にもよりますが200万以上のお金がかかるのが実情です。

その場合上尾市の補助が40万としても160万以上の自己負担となります。

昭和56年以前の建物保有者は高齢者が多く年金生活の中でその金額を捻出するのは不可能であるケースが多いのが実情です。

私は隣町のさいたま市の耐震診断員でもあり、さいたま市が実施している無料耐震診断の調査員でもあります。

さいたま市の場合その耐震診断費用を全額負担しますという制度なのです。

この制度が出来てからは耐震診断の実績が劇的に増えました。

さらに補強に関しての補助金についても、補強設計と補強工事の合計を120万を限度としています。

この場合、診断は無料ですから何の問題もなく依頼出来ます。

補強に関してもかなりのボリュームの補強工事を行うことが出来ます。

今年度は国も耐震補強化率を加速させようと国庫の補助も増額しているのですから、もう少し補助率を上げて、耐震化への敷居を低くしておかないと、いざ震災が起きたときに後悔する事になると思います。

どうせ診断を受けないし補強しないのだから補助金も少なくて良いや。。。。ではなく、

まずは無料で診断し、補強するなら最大限補助しますよ。。。。。と考え方を変えないとダメでしょうね。

以上大変ネガティブな意見でした。しかし市民の税金の中から43万円も補助していただけるのなら、建築士・工務店として何が出来るかを考えましょう。



2013年4月1日月曜日

上尾市省エネ住宅改修補助金


上尾市は4月1日より省エネ住宅改修を行う方に予算の範囲内で省エネ住宅改修補助金を交付する事とした。

補助対象者および補助要件は

(1)既存住宅であること(市内に住宅があり居住している。)

(2)補助金申請時に、市税(市民税、固定資産税・都市計画税、国民健康保険税、軽自動車税)を滞納していないこと

※補助金申請時に住所登録、市税などの滞納状況を確認します。

※建築中の住宅や店舗、事業所は申請対象になりません。

※改修工事は、市内工務店などの市内業者に限ります。

※申請あたって、事業者の代行でも可。

平成25年4月1日以降に省エネ住宅改修を予定している方で平成26年の2月28日までに完了報告書を提出できる方。

改修工事着工前に申請し、補助金交付決定後に工事を行うことになります



対象となる省エネ住宅改修工事および交付金額、申請に必要となる書類

交付対象となる省エネ住宅改修工事は、次のとおりとし、工事に要した費用は、10万円以上とします。

(1) 断熱遮熱塗料により屋根又は屋上等を塗料する工事(外壁は含まない)

(2) 遮熱フィルムを窓に貼る工事(8平方メートル以上に限る。)

(3) 断熱性能に適合するガラス外窓および内窓を設置する工事

(4) 外壁、屋根、天井又は床へ断熱材を設置する工事

(5) LED照明器具を設置する工事(電球部分のみの交換は除きます。)



補助金の交付限度額

対象工事に要した費用の1割で、組み合わせた場合でも、20万円を限度とします。

詳細は佐藤工務店へお問い合せください。既存住宅の省エネ化補助金に関しては、国土交通省管轄の建築物の省エネ改修緊急推進事業(50万円)にも事業提案中です。


2013年2月23日土曜日

建物の耐震性に認定制度


国土交通省は2013年度にも、耐震性のある建物を認定する制度を新設する。公共建築やマンションなど全ての種類の建物が対象で、現在の耐震基準を満たしていれば適合マークをつけられる。耐震診断を受ける所有者には補助金を出し、より多くの建物の耐震性の有無を明確にする。適合しない建物には建て替えや改修を促し、地震に強い街づくりをめざす。
現在の耐震基準(1981年制定)を満たしている建物を認定する。旧基準の時代に建てられていても、耐震診断を受けて今の基準を満たしていればよい。現状では基準を満たしていなくても、耐震改修すれば認める。これまでは国の認定制度がなかったため、所有者が耐震基準に合っているかどうかの診断を受ける動きが広がらなかった。
 今国会に提出する「耐震改修促進法改正案」に制度の新設を盛りこむ。建物の所有者から都道府県などへの申請を受け、専門知識を持つ建築士が耐震性の有無を調べて認定する。所有者が認定を申し込むための費用は数千~数万円程度の見込み。虚偽表示をした場合には、30万円程度の罰金を科す方針だ。
 同省の推計によると、08年時点で耐震基準を満たしていない建築物は住宅で約1050万戸、学校、デパートなどの大規模建築物で約8万棟あり、それぞれ全体の約2割を占める。東日本大震災の際には、建物が道路側に倒れて、住民の避難や緊急物資の輸送の妨げになり、被害が拡大した。
 耐震診断を受ける所有者を増やすために支援制度を充実させる。大規模な建物の所有者向けには来年度にも、費用の最大100%を国と自治体で補助する制度をつくる。デパートなどの場合、診断に数百万円かかることもあるためだ。一般住宅を耐震診断する場合も、大半を国と地方で支援する。
診断の結果、耐震性が足りない建物には建て替えや改修を促す。大規模な建物には現在、国が耐震改修の費用の最大3分の1を補助しているが、来年度から同5分の2に増やす
 一方で、耐震認定を得られれば、マンションの賃貸やオフィスビルのテナント募集、中古住宅の転売などに有利になる可能性がある。住宅の購入に際しての目安にもなるため、この10年余りで約1.5倍に市場が拡大している中古住宅の売買を後押しできるとみている。
 国交省は15年中にも、デパートなど大規模な建築物の耐震診断を所有者に義務づける方針だ。ただ対象は全国で数千棟にすぎない。認定制度の導入でマンションや戸建て住宅などを含め、幅広い建物の耐震性を向上させることを狙う。
 このほか、避難路や緊急輸送道路沿いにある住宅は、自治体が耐震改修を要請できるようにする方針。倒壊の危険性のある住宅の所有者が改修しない場合には公表できるようにする。
 これまでは努力義務にとどめていたが、大地震で壊れた住宅で避難路や緊急輸送道路がふさがれれば、犠牲者は一段と増加する。首都直下地震などの発生が近い将来予測されていることもあり、同省は一般住宅の規制も強化する必要があるとみている。

2013年2月18日月曜日

スマホ・ipadの充電器

スマートホンやipadの充電って皆さんどうしていますか。

スマートホンやiphoneは直流5V(ボルト)で容量1A(アンペア)と言う規格でも充電出来ますが、ipadは2.1A(アンペア)でないと充電が出来ません。

付属品の充電器であれば問題ないのですが、iphone用の充電器でipadを充電しようとしても出来ないのです。

また、充電器を買う場合は2.1Aの製品をお薦めします。

スマートホンやiphoneを充電した場合も急速充電出来るからです。


家庭の100Vコンセントから充電する場合や車のシガレットコンセントから充電する場合も2.1Aの製品がお薦めです。

ちなみに私はこちらを使っています。

AC100V用はこちら USB4口つき 合計2.1Aなのでipadの場合1台だけしか充電出来ませんが、何と1ヶ¥476。  http://item.rakuten.co.jp/donya/79689/



車用はこちら、USB2口つきで合計4.2Aなのでipad2台でもOK 出っ張りも少なくしっかりしています。¥925だけどスマホの充電早いですよ。  http://item.rakuten.co.jp/donya/84262/#cat

エアコン設置の可能性

先日は、トイレや水回り設置の可能性が広がったというお話でしたが。

とある総合病院の会議室でおもしろい物を発見しました。

ルームエアコンの隣に付く得体の知れない箱、もしやと思ったらやっぱりそうだった。

ルームエアコンを含めて全てのエアコンは室内機から結露水が発生するので、その水を室外に排出しなくてはいけません。

室内機と室外機とのやりとりをする冷媒管と呼ばれる銅管は水勾配に関係なく多少上り下りしても影響はないのですが、

室外機より発生する水(ドレイン水)は水勾配を取りながら室外に排出しなくてはいけません。

そのため外壁に面していない場所や、排水が取れない場所にルームエアコンを設置することは出来ないのですが、

この箱を使用すると使用することにより、ドレイン水をポンプで排出することが出来るため水勾配が取れない場所や地下室などにもルームエアコンが設置出来るというシロモノなのです。

ちなみに事務所や店舗などの天井に埋め込まれているエアコンには標準でポンプが内蔵されている物があります。

こちらで販売しています http://www.ok-kizai.co.jp/products/doren-p/

2013年2月16日土曜日

水回り増設の可能性

バリアフリー工事でのトイレの増設や水回りの増設リフォームで一番の問題は排水ルートの確保が出来るかどうかで施工手間や工事費が大きく変わってしまいます。

そこで、大げさな排水ルートを必要としない排水システムがあります。

フランス製のシステムで、私の知る限り国産の同等品は見つかりません。

ヨーロッパを旅行して安いホテルに泊まると、便器の後に白い箱が付いていることがある。
それがSFAの排水ポンプであった事を知ったのは最近のことです。

実は私の自宅には地下室があります、地下室に水回りを作れないかと検討しているときに、たまたま知ったのがSFAの排水粉砕圧送ポンプでした。

安全性の事やら検討をしてその時は見送っていましたが。

メーカーよりダイレクトメールが届きましたので。

リフォームでの可能性を考えていきたいと思いました。

お客様に勧める前にまずは自分で使ってみる、、、が 私のポリシーなので、近いうちに地下に設置してみます。

お値段は定価ですが、結構なお値段です。

この手の商品は、結構歴史があり改良が加えられていますが、センサーやモーターなど消耗品で構成されていますのでメンテナンスは欠かせません。これを怠ると建物の耐久性を著しく低下させる可能性があるからです。

お客様にもリスクを説明して導入しなくてはいけない商品で有ると思います。

2013年1月20日日曜日

どうなる伝統構法!? 『検討委員会VS日本建築学会』



建築基準法において伝統構法をどう位置付けるか。
2012年末からそんな議論が再燃しています。

  最大の焦点は「石場建て」で、検討委員会が「一つずつ実験で

 検証した設計法で、実務者の使いやすさを重視した」と話す、3

 種類の設計法はいずれも「石場建てとすることできる」としてい

 ます。それに対して、日本建築学会は「構造設計について本来あ

 るべき道筋を示すという点に主眼を置いた」と記し、「原則とし

 て石場建てを認めない」という方針です。

  はたから見れば、検討委員会が規制緩和寄りの新たな設計法を

 打ち出したのに対し、学会が「従来の設計法の運用改善で十分」

 と異を唱えた格好のようです。

                 (参考:匠の一冊)




2013年1月10日木曜日

BARCELONA 2013


久しぶりにスペイン・バルセロナを訪問することになりました。
今回の目的は、アントニオガウディーがまだ学生だった頃、バルセロナ郊外のマタロと言う町で木造アーチを使った工場を設計し、実際建っていることをガウディー研究家・田中裕也氏に教えていただきました。はじめはガウディーが木造?と全く意味不明だったが。木造なら俺がやる、、、、と言うことで、奥さんと一緒にメジャーとスケッチブック持って出かけてきました。


2013年1月2日 深夜1:30羽田発ーーパリシャルルドゴール空港  (12.5時間)

羽田空港から国際線で出国するのは初めてだが、気分的な問題か近くて気軽だ、まして深夜1:30に離陸できる空港は便利だと思う。少し早めに付いたのでVISAの待合室でのんびりと過ごすことが出来た。

ボーイング777-200型で機内は3-3-3の配列、私たちの席は通路に挟まれた2席なのでトイレに行くにも気軽だが窓側の2席は、出入りが大変でトイレも我慢せざるを得ないだろうと、他人事ながら心配してしまう。

エコノミーながらちょっと広くなったかなと思うくらいの広さなので、私以外の通常の体型の人であれば特に問題ないスペースなのかもしれない、1人1台のモニターもあり、オンデマンドビデオも沢山の中から選ぶことができ、飽きることはない。

食事は2回、乗ってすぐと着陸前2時間前くらい、食事には期待をしていないが、パリ便と言うこともあり、日本とフランスの融合を意識したメニューであった。ワインのボトルが樹脂製であった。








シャッルルドゴール空港はターミナル1に到着、延々と歩きシャトル電車にのってターミナル2に到着、空港は沢山の人のためトランジットとは言え出国審査パスポートチェック?の行列を規制していた。


やる気のなさそうな態度の悪い審査官にはんこうを押してもらい次にはボディーチェック、列に並んでいるとおじさんも、お姉さんもすべての金属をトレーに出し、履いている靴を脱ぎトレーに入れている、そしてゲートをくぐるのだが、かなりの割合で金属反応があり、再度金物類を出してゲートをくぐるという慎重さ。

実は私も1回目はベルトが反応して、2回目のトライでゲートを通過することができました。

EUという1つの国であるが故に厳しいチェックなのだなと、反面安心感を感じました。ターミナル2ではバルセロナへの乗り換えに約3時間時間つぶし、その間に、「宮大工千年の知恵」と言う本を読むことができました。

登場時間が来るもバーコードの読み取り機が悪いのかチェックインにはかなりの時間がかかり30分遅れくらいの出発でした。

パリーバルセロナ間は3-3の中央通路、窓側の席は空席だったので離陸後早々に奥さんが移動してピレネー越えをの様子を眺めていた、着陸はかなり機体が揺れて怖かった。






空港からホテルまではタクシーを使った料金は36ユーロ(料金25ユーロ+トランク使用・スーツケースが10ユーロ)だがホテルの真ん前でおろしてくれたので4ユーロはチップとして渡した。






コロンにチェックインしたのが13:00頃なので、部屋には入ることができずまずは目の前のカテドラルを散策・ランブラス方面に行き市場を見学。



 






相変わらず沢山の人、場内の5-6カ所はあるバルは何処も満員、市場に面した生ハム屋さんで3年熟成のハモンハブーコとビールを引っかける、沢山の生ハムとパンで19ユーロ(確か生ハム10ユーロ)で大満足。








ホテルは旧市街地区にあるので道は入り組んでいてなかなかたどり着かなかった。

無事部屋に入り、スーツケースから田中さんのおみやげ(食品中心)を取り出したり、家電製品の充電をしようと思いコンセントを差し込むと一瞬火花が散り部屋は真っ暗、ちょっと焦げ臭い。

やっちまった!! 荷造りの時最後に入れ替えたコンセントタップが200v.には対応していなかった。フロントに電話してブレーカーを入れてもらった。



田中裕也氏と電話で連絡が取れて、サクラダファミリア見たか?とのことで早々地下鉄に乗り行ってみた。入場の行列に加わったが、すでに6時近かったため入場を断られた。



そのため周辺の土産物屋を覗いたりしてひと回りした。

途中受難の門側の公園では地元のおじいさんたちが鉄の玉を投げる競技をやっていた。
ペタンクとか言うゲームらしい。




再度地下鉄に乗り、バルセロネータで降り夕食のレストランを探すことにした。

大通りを歩いていると、歩道上部には魚介のLEDサインがつり下げられ、歩道に張り出したレストランがぽつぽつ並んでいる、その中にGAMBA2、GAMBA1と言うレストランを発見、私が初めて来た時、整備前のバルセロネータの埠頭に立つ食堂街でGAMBA1・GAMBA2・GAMBA3とお店が並び、エビ・ムール貝をたらふく食べた記憶がよみがえった。






夕食はGAMBA2というレストランで2人で約¥5,000 カバ(発泡白ワイン)を1ボトル、カラマレスのフリット、メヒジョネスの漁師ソース、海老のオイル炒め シーフードパエリアで50ユーロでおつりが来ました。
28年前とは違い、盛りつけもおしゃれになり味もソースを絡めたり食堂ではなくレストランとなっていました。



食事を終えホテルまでの帰りは徒歩、とにかく町歩きが優先です、途中HOT SPARに立ち寄り水・コーラ・ビールを買って帰った。








現地時間は21:00でしたが眠くてふらふらでしたがお風呂に入り、かみさんが風呂に入っている間に深い眠りに入っていった。




2013年1月3日 BARCELONA AM4:00起床

睡眠時間を考えると少ないが頭はすっきり、確かに日本はすでに12:00なのだから。テレビをつけるともちろんスペイン語のオンパレード。

この時間音楽番組がほとんどで後はテレビショッピング、日本でも見たことのあるスチームクリーナーをやっていた。ch3はカタリューニャのテレビ局、言葉もスペイン語ではなくカタリューニャ語で放送している。たぶん。

朝食は7:00~ レストランでアメリカンブッフェ
食べ物は豊富だ 他種類のソーセージ・ハム 目の前で丸ごと絞るオレンジジュース、特にクロワッサンの味は美味かった。日本人旅行客も2組ほど会った。





9;00に田中さんより電話があり10:00にホテルのロビーで会うことになった、それまで時間があるので近くにある、サンタ・カテリーナ市場に向かった、ホテルから市場を見るとセル屋根に派手に塗装がかかっているようなたたずまいに見えた。




近くに寄ってみるとだんだんとその建物自体がおもしろいことに気がついた。多株木の幹のように立っている柱、木造大断面の貼り、木の小幅野地板、木製の開口枠、とりあえず中に入ってみるとサンホセ市場とは違い近代的な面白みがないとも言うかもしれないが、お店のブースが入っている。














市場をすり抜けて反対側よりファサードを見ると別の発見があった。集合住宅の開口部だ 目隠しとたぶん日よけも兼ねた木製のブラインドだ、今回意識して見ていたので大変参考になった。








地下駐車場:バルセロナの中心部に日本のようにコインパーキングは存在しない、大きな広場の地下が駐車場になっている。

宿泊したホテルコロン前のカテドラル前広場の地下も駐車場となっていた。その後向かったマタロという町も公園の地下が大駐車場となっていた。

こちらの地盤は岩盤で地下水位も低そうなので、地下構造物の工事費が安く上がるんだろうなと思う、日本で地下を駐車場にとなるとかなりの工事費になってしまうので、単独で駐車場を作るのではなく、建物と一緒に地下駐車場を作るというのが一般的発想なのかと思う。

バルセロナから、30分田中さんのベンツに乗せてもらい、マタロという町に向かった。

今回のメインの目的マタロ共同作業所の実測のためだ。

前述のようにマタロ中心部の公園下にある駐車場に車を止め、徒歩で目的地に向かった。







実測も終わり、車でバルセロナに帰る、途中田中さんが以前設計した画家パコのおうちを見学させていただいた。特徴は屋根、カタルーニャボールとだ25mmの薄レンガを漆喰モルタルでつないでいく工法だ、工事中の写真を沢山見せていただいた。


見事なアーチだ、パコの奥様も自慢げに工事中の写真を見せてくれた。






日本では見たことのないガスストーブにミョウに惹かれてしまった。
日本じゃこんなでっかいガスボンベ室内で使えないでしょ!



ちょっと遅い食事を、ガウディーの仕事の構造パートナーであったジョアン・ルビオ・イ・ベルベルJoan Rubió i Bellverさんの設計したレストランASADOR DE ARANDA. BARCELONA
で「子羊の丸焼き」をいただいた。羊料理ではバルセロナ壱の有名店らしい。私は料理も興味有るけどそれ以上に建物が気になってしまった。





田中さん、ごめんなさい、ワインいただきます!




オーブンでゆっくりと時間を掛けて、ほろほろになるくらい焼かれています。





揚げパンと、ジャスミン茶のようなお茶。










食事も終わり田中さんオフィスを訪問した。バルサスタジアムの近くにあり、以前は家族の住宅として使われていた。




お茶を頂き、トラム(市電)に乗り大学施設内を通り、ドラゴン(竜の門)を見学しに向かった。







この時点で私はかなり足に来ていた、田中さんの歩きの早さは容赦ない、ついて行くしかないのだ。

その後、サッカークラブバルセロナの本拠地を見学に向かう、もちろん歩きで、スタジアムに到着するがすでに真っ暗、スタジアムの見学はできないが、バルサショップに入ってみることにした。とにかく広い、お客さんも沢山だ。正直言ってバルサファンではないので、メッシのユニフォームもあまり興味はない、しかし奥様のマフラーを購入した。





さすがに遅い時間になったので、この辺で田中さんとお別れすることにした、近くにバス停があり、54番に乗りなさいそうすればホテルの近くに行くよとだけ言われてバイバイ!。言われたとおり54番に乗り込み何となく港の方に向かっているかなという期待だけ、なんだかわからずiphoneのマップも上手くGPSが動作せず。30分以上も乗車しエイヤで降りたところが割とホテルに近かった。晩ご飯はどうするか?奥さんと相談するが2人とも疲れた、早く風呂入って寝たいと言うことで、近くのコンビニで水・ワイン・チーズ・ハムを買ってホテルで夕食をすることにした。

しかしホテルのお風呂はカーテンがない、体を洗うのもそうだが髪を洗うのも注意しないとバスルームがびしょびしょになってしまう。


2013年1月4日 BARCELONA AM4;00起床                           
早く寝たおかげと、時差ぼけで朝4時起床、バルセロナの早朝テレビ番組は音楽番組のみ、しばらくするとニュース、でもなんかスペイン語とは違う、このチャンネルはカタリューニャ語による放送だったことがわかった。 


朝食たち、コーヒーとクロワッサンは最高に美味しかった。





チーズ達

サラミとハム・そして生ハムもあります。
唯一の野菜?トマトは、そのままでもいいんだろうけど、パンに塗りつけて食べるらしい。


なんだか得体のしれないもの、フルーツです。


これはオレンジ専用ジューサー上部にオレンジをセットしておくと皮をむき絞ってくれる。



で、結局このくらいは食べてしまう。


7;00朝食 今朝も3人組の家族が朝食を一緒にした、彼らは明日フランクフルト経由で帰るそうだ、すでにマドリッドに4泊していてAVEでバルセロナに入ったようだ。
息子は30前?母は夫のことをパパと呼んでいた。

8:45 地下駐車場に入らず駐車場の入り口で田中さんと待ち合わせをした、シルバーのベンツC180 kompressorが現れる。

高速道路を南下しガウディ生誕の町リウドムスに向かう。

最初に訪れたガウディ生誕の家は河川敷の砂利敷の道を走ってたどり着く、しばらく写真を撮っていると、所有者夫婦が車で現れた、田中さんは顔見知りらしく、奥さんがなにやら、まくし立ててしゃべっている。




ビデオを撮りました。

でっかい木がでんと立ちすくんでいます、夏は完全に木陰となり涼しいだろうな。



後で内容を聞いたら、ガウデー生誕150周年記念の時には道も整備したが今は役所もお客さんを案内してやってくるが、全く整備をしてくれない、。と訴えていたようだ。




ガウディー生誕150周年記念のプロジェクトで田中さんが広場を設計されたgoogleアースでも見ることはできるが大きな広場だ ガウディーの研究で見いだされたベンチ・水琴窟・噴水・桜 など見せ場が沢山だ。

田中さん設計のベンチ組み合わせでグエル公園のベンチのような楽しさがある。


夕方になると噴水により、重い石が浮き上がると言うことだが、見ないと信じない性格なので、再度訪問しなければならないな。


水琴窟 確かに聞こえる。




gaudiの家族の家・作業場を再現した建物がが町中にある。
ここは町の観光課が管理している、生活ぶりが再現されている。3階には田中さんの研究作品の常設展示場となっている。








3階は田中裕也の実測図面の常設展示場となっている、しかしオリジナルのでっかい図面を展示するだけのスペースはないので縮小版を展示している。





ここにガウディさんの映っている一枚の写真がある、ガウディの義勇軍の記念写真ガウディの義勇軍の記念写真だ、この後リウドムスの町中を散策しガウディの記念写真の階段で記念撮影をしてみた。


ガウディーさんは何処だ? 左上の帽子を被った髭のおじさんです。
下の階段のこのあたりに立っていたようです。



リウドムスは小粒のオリーブとヘーゼルナッツの産地であり、観光課長よりヘーゼルナッツをおみやげに頂いた。




街中で、ごみ集積所を見つけた、煙突のようなものは投入口で地下部分に集積コンテナがある。景観を守る手段の一つだ。




田中さん行きつけのカフェ、ケーキも美味しかった。


リウドムスを後にして次の目的地はガラフの酒蔵に向かう、高速道路をバルセロナに戻るようなかたちになる、途中シッチェスで高速を降り、シッチェスの町中を海岸線に沿ってガラフに向かってもらった。シッチェスはおかまさんたちが集まる町として有名らしい。


アップダウンの激しい海辺の道路を片足の自転車乗りが急な上り坂を上っていた。


標識には自転車を追い越す時には1.5m以上離れるようにとの表示がされている、流石自転車が盛んな国の法律だなと感心した。

田中さんも自転車で日本縦断をした時、国道で大型トラックに煽られて転倒し死ぬ思いをした話をお聞きした。

ガラフに到着し、写真でしか見たことのなかった、ガウディー設計の石造りの酒蔵に到着した。




建物本体もしかり、門などもこった造りだった。



石造りの酒蔵は今、レストランとして使われている。


確かにカテナリー曲線だ!






お昼は席のみを予約しておいたので、すんなりと入ることができた。

田中さんには申し訳ないが、奥さんと二人はトレスの白ワインを頂いた。



食事はPIKAPIKAというアラカルト、自分で作るパンコンデトマトは美味だった。

トーストしたパンにニンニクをすり付け、トマトを半分に切り、切り口をパンにこすりつける
塩とこしょうをお好みで振りかけ、オリーブオイルをタラーと垂らすと、美味しい!!パンでトマトのできあがり。




日本人の6人グループも食事に来ていましたが、ここまで来るとはかなりマニアックな人たちだなと思いました。


田中氏は ガオ!としているのではなく、チェーンを垂らしてアーチが懸垂曲線であるかの検証をしているのです。



コロッケ








最後は、壺に入ったオマールエビのリゾット? 美味でした。





楽しく昼食を頂いた後も写真を撮りまくりました。













ちょうど電車が通りがかり撮り鉄根性が出てしまいました。 


 昼食の食卓に出ていたオリーブオイルを1ケースおみやげとして購入した。


ガラフを後にして昨日入場できなかったマタロの作業所へ再度向かうことになった。

マタロ到着 17:00 ちょうど開演して中を調査することを承諾してもらった。



内部からの調査をさせてもらって良かった、昨晩は想像の域を脱しない疑問が、一目瞭然、すっきりした。









マタロの観光課の役人も調査に来た日本人は、貴方達が初めてだよ。と言われました。

田中さんありがとうございます。  

ホテルまで車で送ってもらい、晩ご飯を家族と一緒にどう?と聞かれたのですが、疲れているのもあるし、お腹がすいていないのもあり、お断りしてしまった。

部屋に着くなりとりあえずお風呂に入り、後は意識不明でした。 




2013年1月5日 最終日 AM5:00起床

AM7:00 ホテルで豪華な朝食をいただく。オレンジジュースとクロワッサンそしてコーヒーが美味しい。




宿泊していたホテルコロン前の広場が、日本人向けの現地ツアーの集合場所なので、ダメ元で、ミキトラベルのバルセロナ観光に当日参加できるかを聞いてみたが、NGでした。

地下鉄に乗り、サクラダファミリアへ直行、地下鉄から地上に出るとすでに沢山の観光客で入場待ち、40分くらい待って、エレベータ付きのチケットを購入して入場できた。

まずは教会内に入ってみた、前回来てから16-7年経ったことになるが、まだ途中ではあるが確かに教会としての空間はできている。








ローマ法王が訪問した時の写真や動画などで予備知識はあったが、現物は迫力が違う、2日前にカテドラルを訪れた時の感動とはまた別物だ、壁面のステンドグラスから差し込む7色の光が、樹木のような石貼りの柱に映り込み、森の中にいるような安心感に包まれる。





エレベーターは入場時に時間が決められているので、10分くらい待って塔に昇ることができた。ブリッジは渡ることはできなかった。




もちろん下りのエレベーターに乗車することもできるが、恐怖の周り階段を徒歩で下りることにした。時計回りに回りながら降りるのだが手すりなどないし、中心部は数十メートルの吹き抜けで手すりの立ち上がりもない。力が入ってしまう。


途中何カ所かバルコニーがあり外の景色を見ることができるのだが、私の場合バルセロナ流の工事現場が気になる、まあ私の知識外の仕様であることは間違いない。







地上に降りると、附属小学校が入場できるようになっていることに気づき、入場してみたもちろん無料だ、中には工事中の写真やカタリューニャ独特の薄レンガを用いた曲線構造のモデルなども展示されていた、さすがに今は学校としての機能はないようだ。

この建物、25年前に始めて見たときと建っている場所も向きも違うぞ!
田中さんに確認すると確かに移設したらしい、と言っても日本の軸組の家屋と違って曳き家は出来ないだろうし、壊して造ったんだろうな。








たっぷりとサクラダファミリアを見学し、再度地下鉄に乗り、カサバトリョやカサミラを見学し、おみやげを買いにデパート エルコルテ・イングレスに向かった。

無理とはわかってはいるが、できることなら生ハムが持って帰ることができるかもと期待をして肉屋をのぞき込む。

沢山の生ハムになった豚さんのモモが吊されている。買おうと思えば2万円もあれば買えるのだが、持ち帰る術がない。




結局腸詰めを購入することにした。奥様はデパートオリジナルのお菓子や紅茶を大量に購入していた。


町中のおみやげ屋さんで買うよりもコストパフォーマンスが高い物が購入できるのが良いなと思う。

ホテルに戻りスーツケースに土産を詰め込み、空港へと向かった。
エールフランスでチェックインするなり荷物の重量オーバーで一部を機内持ち込み手荷物とすることにし、2人で10kgのオーバーはサービスしてもらった。

空港内のレストランで遅い昼食を頂いた、ここのステーキがとっても美味しかった。


昼食後も時間がたっぷりあったので、空港内を見学、免税店で田中裕也氏のデザインした、TORRESのブランデーが売っていた、よっぽど買おうかと思ったが、機内持ち込みの荷物が多すぎて断念した。


ほぼ時間通りにシャッルルドゴール空港に到着、またターミナル内を延々と歩いて、成田便のターミナルへ移動、待ち時間は約3時間 奥さんは荷物番をしながら椅子に座って仮眠、私はターミナルの探検、3時間もあっという間に過ぎていった。




成田便も時間通りに飛び、機内では映画三昧、時々寝ながら14時間後に成田に到着。
1月6日(日)PM7:00

成田で問題発生、奥さんのスーツケースがシャッルルドゴール空港で積み残されてしまったらしい、手続きをして明日届けてもらうことになった。そういえば新婚旅行の時も英国航空でバルセロナに入ったがそのときは2人のスーツケースがガトイック空港に取り残されて、翌日ホテルに届けてもらった事を思い出した。
成田からはリムジンバスで大宮駅まで、大宮からはJRで上尾駅からは徒歩で帰宅、お風呂にお湯を入れて、冷たいビールで無事帰還に乾杯。そして爆睡でした。