建築基準法において伝統構法をどう位置付けるか。
2012年末からそんな議論が再燃しています。
最大の焦点は「石場建て」で、検討委員会が「一つずつ実験で
検証した設計法で、実務者の使いやすさを重視した」と話す、3
種類の設計法はいずれも「石場建てとすることできる」としてい
ます。それに対して、日本建築学会は「構造設計について本来あ
るべき道筋を示すという点に主眼を置いた」と記し、「原則とし
て石場建てを認めない」という方針です。
はたから見れば、検討委員会が規制緩和寄りの新たな設計法を
打ち出したのに対し、学会が「従来の設計法の運用改善で十分」
と異を唱えた格好のようです。
(参考:匠の一冊)
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