従来、何らかの状況で住宅ローンを返済できなくなった場合、生活が困窮したり、自己破産するしかなかった。
しかし、3.11の東日本大震災・福島原発事故の被災者達が自己破産せずに借金を減らしたり、帳消しにする仕組みだ。
自己破産とは違い、借金を免除されてもすぐに新しいローンを組むことが出来る制度だ。
現在は、政府の指示で金融機関が返済をいったん止める事により、被災3県で6月末の時点で約7,500人が返済が猶予されている。
しかしこの仕組み8月に指針が出来たが条件が厳しすぎて対象者が少なすぎた。そこで10/26より用件をゆるめる事となった。
具体的には
① 仕事も収入もなく、支出が収入より大きい人は免除対象者となる。
② 求職中の人は免除されるかはっきりしなかったが今後は、将来の住居費を上乗せした支出が将来の収入を上回れば、免除される。
③ 現在仕事があって支出より収入の方が多い人でも、現在は免除されないが仮設住宅を出たあとの住居費を想定して免除される可能性がある。
阪神大震災などの過去の大震災では多くの人々が2重ローンで苦しんだが、今回出来た仕組みが基準になる可能性がある。
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