2009年6月19日金曜日

光センサーの技術


今朝の朝刊にメロンの糖度を光センサーで測定し出荷しているとの記事が出ていた。
そういえば、数日前にお客様に沢山メロンを頂き、その甘さにびっくりした記憶がある。
メロンの選果に使う光センサーとは別に、最近パナソニックから光センサーを搭載したIHが発売されたとのことで、その安全性と使い勝手を確認したくて、近くのショールームに行ってきた。
今回は、新商品ともう一台他社の光センサー搭載IHとの比較が出来る用にセッティングされていた。
IHの誤使用による?発火事故が数多く報告されており、その多くが天ぷら鍋からの発火のようだ。
IHの取扱説明書には、専用の天ぷら鍋の使用すること、少量の油の場合発火するおそれがあることが記載されている、しかしユーザーは何処まで理解し、実行している物なのだろうか。
IHは安全な物という、漠然な考えは当てはまらない。発火の原因の多くは、温度センサーの精度の問題だ、従来の鍋底ガラス面の温度で火力を制御する方式では、温度検知のタイムラグが大きすぎて、正確な温度が把握できず発火につながってしまうという物だ。
そこで登場したのが、メロンの選果同様光センサーで鍋底の温度をダイレクトに測ろうという物だ。
驚いたのは、ガス同様、鍋振りをした時の消費電力の違い、IHから鍋が離れると消費電力は瞬時に0に近くなり鍋をおくと瞬時に3KW近くまで消費電力が復活する。
つまりハイカロリーの3KWで調理していても鍋降りをしていると半分ぐらいの消費電力で調理が出来てしまうという事だ。
 光センサーといっても各社、方式が違っていて同じ性能ではないので一概にひとくくりには出来ない。
 ガスの調理器には全てのバーナーに安全装置の搭載が義務図けられ、それ以来天ぷら鍋の発火や、鍋のかけ忘れなどによる火災が激減している。
 IH調理器ははクリーンで・安全だと思っているユーザーが多い中、 今後事故が起こらないような安全で使い勝手の良い調理器具のスタンダード化を緊急にメーカーに望みたい。

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