昨年末に完成した築41年住宅が、初めての夏を迎えた
2013年の関東地方の梅雨明け宣言がされた翌日に早速に
外気温38度、無冷房状態の家がどういう事になっているのか?
測定してみました。
測定日時:2013年7月7日 PM00:00
まずは外壁測定 南側 40.8℃
北側 38.0℃
恐る恐る、玄関のドアを開けてみる。
もちろん、エアコンは動作していない、と言うよりエアコンが付いていない。
え! 涼しい 28.3℃
前日から猛暑、かなり暖められているはずなのに.....
赤く見えるのはサッシ枠部分、高温になっている
と言っても外アルミ・内樹脂遮熱LOW-E仕様だけどね。
南側 LDK外壁面は29.1℃
北側居室は28.1℃
2階に上がってみる
相当暑いだろうなと覚悟はしていた。
え! 暑くない
南側居室の壁面は29.4℃
確か外壁は40℃以上有ったはず!!
北側居室も29.4℃
左側の赤い部分は自然吸気口、弊社の換気は第3種換気のためフレッシュな空気が熱交換なしに室内に入って来ているのが判りますよね。
小屋裏の天井は相当暑いはずだ
測定してみた
え!!
29.4℃って室温と一緒だ
サーモカメラも同じ色のはずだ。
北側居室は
29.7℃
これは誤差の範囲だね。
んんんんん!
何で、この家暑くないんだろう?
実は理由があります。
この家は
床下の基礎空間と天井裏が直径150mmのパイプで繋がれています
パイプの中間にはカウンターアローファンという物が付いていて
空気の流れを入れ替えることが出来ます。
つまり、床下の空気を天井裏に上げたり(夏モード)
天井裏の空気を床下に送ったり(冬モード)
が出来ます、初めての試みだったので運転時の騒音がどの程度か判らず、防音処理を行っていないためちょっと気になりますが。
この夏、結果が出ました。
詳細なデータは、データロガーにより毎時測定中です。
夏が終わったら、ご報告したいと思います。
床下がどういう状況下というと
こんな感じです。
基礎の耐圧コンクリートの厚さは150mm
10Aの架橋ポリを布設してあります
冬は温水にて耐圧コンクリートを蓄熱体としております。
本日は24℃~25℃くらいでした。
この空気を天井裏に持ち上げております。
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