平成24年3月27日、国は住宅関連の税制や補助金、金融支援策を今まで新築中心であったが、中古住宅・リフォームへ切り替えていくとの考え「中古住宅・リフォームト-タルプラン」を公表した。
新築住宅でさえ、手抜き工事・雨漏り・耐震性不足・寒い暑い家など建ててから大騒ぎになってしまうケースが多い中、今までの中古住宅を購入する場合、見た目はキレイになっているがはたして、耐震性・断熱性・雨漏り・設備の劣化などが有るか無いかは、調べるすべもなかった。
有る意味不動産屋さんを信じて購入するしかなかったのは事実だった。
そこで、中古住宅の「見える化」を進める流れが加速してきた。
具体的には第3者的立場の検査員(インスペクター)が目視と非破壊調査にて調査(インスペクション)を行い、既存住宅売買瑕疵担保保険の前に、あらかじめ現場検査を行うことで住宅の状況を「見える化」しようというものだ。
さらに国は中古住宅においても住宅性能表示性能を導入や既存住宅向けの長期優良住宅基準の整備を平成25年度までに行うとしている。
具体的にインスペクションのメリットを上げると
①売買契約前に住宅の状況や必要な補修内容を把握出来るために、取引後に予定外の補修費用などが発生するリスクを解消出来る。
②検査基準に適合していると判断された場合は保険加入時の検査が省略される。(構造・防水関連のリフォームは行わないこと)
③㈱住宅あんしん保証の場合、120㎡の戸建て住宅の場合5万円程度かかる。しかしその分購入予定者は安心して取得することが出来るし、売り主も適正な価格で売ることが出来るなど双方にメリットがある。
事前インスペクションの活用は、「性能・品質のわかりにくさ」を改装する特効薬になりそうだ。
参考:住宅あんしんニュース№141
0 件のコメント:
コメントを投稿