当社で第1件目の長期優良住宅普及モデル事業の申請が受理され、国より交付決定通知書が届きました。
当社の場合、長期優良住宅の仕様にするには、従前の仕様のままで何ら変更することはないため技術的な金額のUPは生じない、しかし初めての申請と言うこともあり、申請書類の作成には相当な時間を費やした。
まずは建築基準法の適合と品確法の評価である長期優良住宅促進法の適合の2通りの申請図書を作成しなくてはならない。
建築確認申請とはあくまでも最低の基準をクリアしているかどうかの確認であるので、従来通りの一連の流れで申請書類は作成できる。
次に長期優良住宅促進法の耐震等級3(本来なら2でもOK)と省エネルギーに関する最高等級4の検討、省エネルギーに関しては基準法とかぶらないが、耐震等級に関しては基準法とかぶる部分が大きく、建築確認申請との整合性を取るには結構大変だった。
何しろ計算や図面の量が増える。作業をしていると自分は今、基準法で考えているのか品確法で考えているのか判らなくなってしまうことがあった。
今回は建築確認も長期優良も同時に検査センターに提出したお盆休みを挟んだが2週間程度で確認済み証と適合証明が下りたので、翌日には市役所に認定申請を提出した。
市役所も長期優良の認定に関しては受付が1桁台のこともあり混乱を招いているような質問が沢山あったが、3日程度で認定が下り、普及促進事業の補助金100万円の交付を受けるために国に申し込みを行った。
当初1ヶ月以上掛かるかと思われた一連の申請業務は2週間程度で処理できたことになる。国のホームページによると8月17日現在で補助金交申請の申請受理数は全国で未だ 273 戸のようです。
国のホームページは http://www.cyj-shien.jp/info.html 埼玉県の9月の建設過程の公開(構造の見学会を開催することが条件とされている)予定情報に既に掲載されていた。埼玉県では7番目位の構造見学会になるだろう。
これで、埼玉県の補助金の支給条件である8月中の着工には、何とか間に合った。
毎日深夜まで作業をしてくれた設計室長ご苦労様でした。
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1 件のコメント:
はじめまして。
以前から、時々お邪魔しては拝見しておりました。初コメントになります。
(私自身は、白岡町で、自然素材にこだわった外構・庭を専門にしています。)
長期優良住宅普及モデル事業の申請、受理されたんですね。おめでとうございます(という表現で良いのかな?)
>当社の場合、長期優良住宅の仕様にするには、従前の仕様のままで何ら変更することはないため技術的な金額のUPは生じない
ホームページを拝見しても、非常に誠実なお仕事ぶりや確かなノウハウが伝わってきますので、これも納得な気がします。
またお邪魔します。
こちらにもぜひ!
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