2014年12月26日金曜日

リフォーム産業新聞に掲載いただきました。


今年度からスマートウェルネス住宅等推進モデル事業(予算340億円)が始まりました。

これは高齢者・障害者・子育て世帯等が交流し、安心・健康に暮らすことができる住宅をスマートウェルネス住宅とし、国が民間事業者等に補助をしつつその整備を進めていくものです。

その中でも、私達中小工務店が関わる分野が、「健康と住宅の関係性」を医学・建築の学識経験者と改修事業者が連携して調査・研究を行うことです。

簡単に言うと昔の家は寒いですよね、朝起きると吐息が白いって事もあるぐらい.....

......そんなお家って、高齢者にとって危険がたっぷりなのです、居間だけはストーブをつけてコタツにちゃんちゃんこを羽織って、出来るだけトイレを我慢する。

これって究極の省エネなのかもしれませんが、トイレに行く、お風呂に入るなど、裸になったり熱いお湯に浸かったり、お尻を出したりと血圧が乱高下します、高齢者の冬場の循環器・脳疾患による死亡者・後遺症などの原因だとは周知の事です。

これを実証実験として被験者数を増やす事により温熱改修の有効性を医学的にも認知していただこうという目的だと私は理解しています。

お医者様が貴方のお家は温熱改修を行ってくださいという処方箋が出されるようになる事を期待します。

イギリスなどは既に18℃以下になる家は人権的に許可されないと聞いております。

なかなか日本人にはそこまで認識をあげるには時間がかかると思いますが、良い事だと思います。