2009年2月13日金曜日

実験中

何で内装に木を使った方がいいのか

お客様にわかりやすく説明の出来る実験を行っています。

現在一般的に使われている内装と、無垢の木を使った内装の室内環境の違いを実験中です。

左は、床が合板フローリング 壁天井はビニールクロスの仕上げ、すべて新建材で仕上がった部屋。

右は、床壁天井共に桐の無垢板を使用した部屋。
いずれの部屋も、食パンを一切れ入れ、グラスに50ccほどの水、を放置して食パンがどの様に変化していくかを、観察しようという実験です。





実験開始は平成21年1月13日、今日でちょうど1ヶ月月経過しました。

右の無垢材の内装の部屋のパンは見た目変化無し、触ってみると固くなっています。

グラスの水もかなり減少しています。






左側のフローリングの床とビニールクロスを貼った壁天井の部屋は、恐ろしい状態になってしまいました。
怖くて触感を見ることも出来ません。
水もそれほど減っていないのがわかります。



  
無惨な状態のパン、実験装置のフタを開けるのが怖い。
実験の時期が冬であり、室温も低いことから、実験開始から1週間ほどはカビが生えてこなかったが、床のフローリングに接している面には既にカビが生えていた、ひっくり返したときカビの胞子が舞ったのか、その後は全体にカビが発生してきた。
一方、桐の部屋は、床面にもカビの発生は未だ、見られない。無垢の木材が湿度を下げ、カビ菌の培養を阻止していることが判ると思います。
この空間に子供が生活していたら.....